宅建・点数が伸びないときの対策
30点から伸びない。
まず、失点の中身を分けよう。
問題集を増やす前に、直近の模試や年度別演習を1回分だけ見直しましょう。同じ30点でも、知識が足りない場合と、知っている問題を読み違えた場合では次にする勉強が違います。30点はここでの例で、合格基準点を示すものではありません。
最初の一歩:不正解と「勘で正解」を集める
正解した問題も、根拠を説明できなかったものは対象にします。それぞれに、次の4つから主な原因を一つ付けてください。
| 原因 | 見分け方 | 次にすること |
|---|---|---|
| 知識不足 | 解説を読んでも用語や条件が分からない | 該当論点の基礎へ戻る |
| 取り違い | 似た数字・書面・契約を混同した | 違いを比較表にする |
| 読み違い | 「誤っている」「できない」などを見落とした | 問われている条件に印を付ける |
| 時間不足 | 最後まで考える時間がなかった | 迷う問題を保留する練習をする |
得点だけで終わらず、「なぜ間違えたか」で復習を選ぶ。
具体例:50問中30問正解だったら
残り20問が「知識不足8問・取り違い6問・読み違い4問・時間不足2問」だったとします。これは架空の例です。20問すべてを最初から読み直すのではなく、取り違えたルールを比較し、読み違いの癖も確認します。知識不足の8問は、科目・論点ごとにまとめて学び直します。
これで必ず何点上がる、という意味ではありません。復習の時間をどこに使うか決めるための整理です。
科目ごとに、戻る場所を決める
- 宅建業法:書面や媒介契約を混同するなら、35条・37条書面の比較と媒介契約の違いを確認。
- 権利関係:登場人物と「誰が誰に何を求めるか」を書き出し、権利関係の基礎問題へ。
- 法令上の制限:面積や許可の混同なら、国土利用計画法・農地法の比較へ。
- 税・その他:対象・条件を一つずつ確かめ、科目別の無料問題へ。
「答えを覚えた」と「理解した」を分ける
同じ問題で点数が上がっても、解答番号を覚えているだけの場合があります。正解番号を隠し、各選択肢がなぜ正しい・誤りなのかを説明してみてください。説明できない肢だけ翌日もう一度解きます。
- DAY 01分ける
不正解・迷った問題から、復習する論点を一つ選ぶ。
- DAY 02整理する
解説を読み、違いを自分の言葉で3行にまとめる。
- DAY 03確かめる
解説を隠して再挑戦。正解と判断理由を確認する。
まだ迷う問題は、もう一度「整理する」へ。
次の3日間の復習例
- 1日目:直近1回分の不正解・迷った問題を4種類に分ける。最も多い論点を一つ選ぶ。
- 2日目:その論点の解説を読み、違いを3行程度にまとめる。関連する問題を少数解く。
- 3日目:解説を隠して解き直す。「正解したか」と「理由が言えたか」を別々に記録する。
苦手が広い場合は、一度に全部を直そうとせず、この流れを繰り返します。
時間不足なら、採点と別に振り返る
50問・120分の通常形式を想定した練習で、時間を使いすぎた問題を記録します。迷った問題は印を付けて後へ回し、全問を見る時間を確保する練習をしましょう。本番ではマークする番号のずれにも注意が必要です。
時間を測って年度別に解く → · 過去問は何年分・何周する? →
このページは学習方法の提案です。必要な復習量や得点の変化には個人差があります。