実際の出題 · 令和6年度(2024年)· 問50
令和6年度 宅建 問50の解説
建物構造:ラーメン・ブレース・壁式の違い
問題文と正答・判断の根拠を、このページで確認できます。当サイトが作成した解説で、公式解説ではありません。
令和6年度 宅建 問50の問題文
出典:不動産適正取引推進機構・令和6年度試験問題。解説は当サイトが作成しています。
建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 ラーメン構造は、柱を鉛直方向、梁を水平方向に配置し、接合部を強く固めた構造である。
2 ブレース構造は、柱や梁などで構成された四角形の対角線上に部材を入れた構造である。
3 ブレース構造は、骨組全てに用いることが多く、ラーメン構造など他の構造と併用するこ
とはない。
4 壁式構造は、板状の壁と床を箱形に組み、建物とする構造で、原則として、柱や梁は用い
ない。
資料に基づく正答:3
出題当時の公式正答:3。土地・建築材料の一般的性質についての解説です。個別の敷地や建物の安全性を判定するものではありません。
資料確認日:2026-09-10。各記述の理由と根拠資料は下で解説しています。
正解は「3」
最も不適当なのは3です。ブレースは他の構造と併用されます。「ラーメン構造とは併用しない」という断定が誤りです。
ひと目で比較・判断のポイント
判定は各記述についてのものです。「誤っているもの」を選ぶ問題では、×の記述が正解になります。
| 記述 | 判定 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 選択肢1 | 適当 | 柱と梁の接合を固めるのがラーメン構造建築研究所・架構に関する研究資料 |
| 選択肢2 | 適当 | 対角線方向の部材がブレース建築研究所・ブレース構造の研究資料 |
| 選択肢3 | 不適当 | ラーメンとブレースは併用できる建築研究所・建築研究資料138 |
| 選択肢4 | 適当 | 壁と床で箱のように構成する建築基準法施行令・壁式鉄筋コンクリート造の規定 |
令和6年度・問50・選択肢1 / 適当
柱と梁の接合を固めるのがラーメン構造
柱と梁を剛に接合した骨組で力を受ける構造です。接合部が自由に回転する構造とは区別します。
根拠:建築研究所・架構に関する研究資料 ↗令和6年度・問50・選択肢2 / 適当
対角線方向の部材がブレース
柱・梁で作る枠の対角線方向に斜めの部材を入れ、横からの力に抵抗させます。筋かいとも呼ばれます。
根拠:建築研究所・ブレース構造の研究資料 ↗令和6年度・問50・選択肢3 / 不適当
ラーメンとブレースは併用できる
実際に鉄骨ブレース付き鉄骨ラーメン構造などが使われています。すべての骨組をブレース構造にしなければならないわけではありません。
根拠:建築研究所・建築研究資料138 ↗令和6年度・問50・選択肢4 / 適当
壁と床で箱のように構成する
壁式構造は耐力壁と床などの面で建物を構成します。柱・梁を主要な骨組とするラーメン構造との基本的な違いです。
根拠:建築基準法施行令・壁式鉄筋コンクリート造の規定 ↗解説の確認について
問題文欄に記載した資料確認日に上記の専門機関の資料で、土地・建築材料の一般的性質を確認しました。専門家監修は未実施です。